【夏休みの自由研究】星空観察ができる天体望遠鏡を手作りしよう!

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望遠鏡作りで初心者が陥りやすいミスとは?

さて、ここで1点、望遠鏡を組み立てるにあたって、初心者が陥りやすいミスをお伝えします。
それは、望遠鏡が正しく映るかを確認したい場合は「遠くのものを見る」ということです。
家の中にあるものを見て確認しようとしても、真っ白になったり真っ黒になったり……近すぎてしまうと、かえってよく見えないのです。

「何も見えない、もしかしてレンズの向きが間違っているのでは……」と焦ってしまいますが、ちょっと待ってください。
いったん落ち着いて望遠鏡を外に持ち出し、遠くの風景を見てみましょう

私の場合は、家から離れた場所にある電柱を見て、正しく上下逆さまに映ることを確認しました。
昼間の方が確認しやすいので、おすすめですよ。

注意ポイント

望遠鏡を組み立てたら、「遠くのものを見る」ことで映るか確認しましょう。

もちろん、本当にレンズの向きが間違っている場合もあります。
その場合でも大丈夫!

こちらの望遠鏡は、組み立てるのにネジやボンドなどを使わないので、遮光シールを貼る前であれば、簡単に分解することができます。

このように、「身近なものを望遠鏡でみるとどのように映るか」ということも自由研究のテーマに使えそうですね。

望遠鏡キットなら10分で完成!

こちらが、実際に組み立ててみた写真です。(遮光シールを貼る前)
パッケージにある通り、10分で組み立てることができました。

全長は約30cm、重さは約200gです。
3脚を使うことで、よりしっかりと確認できます♪
ただし、3脚は別売りなのでご注意ください。
(今回使用した三脚については、後半で紹介しています。)

望遠鏡キットでどのくらい見える?

天体望遠鏡の種類と仕組み

ところで、どうしてこんな小さなガラスを重ねるだけで、遠くのものがよく見えるようになるのでしょうか?
天体望遠鏡の種類や仕組みを理解しておくことで、自由研究がよりスムーズに終わらせられますよ。

天体望遠鏡はいくつかありますが、大きく分けて3種類があります。

上から順番に、

1.屈折(ケプラー)式望遠鏡
2.反射式(ニュートン式)望遠鏡
3.カセグレン式望遠鏡

今回作成した望遠鏡は、1の屈折式望遠鏡です。

星は非常に遠くにあるため、「屈折式望遠鏡」で観察するためには、できるだけ光をたくさん1カ所に集める必要があります。
そこで鏡筒の先に取り付けた対物レンズで、天体からの光を集めます。しかし、集めただけでは小さすぎて見えないので、今度は接眼レンズを使って拡大するわけです。

「反射式望遠鏡」は、反射凹面鏡(主鏡)というもので光を集めるタイプです。
凹面鏡の作った像が平面鏡(副鏡)に映り、それを接眼レンズから観察するしくみです。
ニュートン式望遠鏡がその代表ですが、このタイプの望遠鏡は光軸調整という作業が発生し、メンテナンスの手間がかかります。

「カセグレン式望遠鏡」は、屈折式と反射式を組み合わせたようなつくり。
凹面鏡(主鏡)の像が凸面鏡(副鏡)に映り、凹面鏡の中央から接眼レンズで見るしくみで、天文台においてあるのがこのタイプです。
筒の長さを短くできますが、高価になってしまい、こちらもメンテナンスが発生します。

屈折式望遠鏡
対物レンズを使って集めて、接眼レンズで拡大する
反射式望遠鏡
凹面鏡の像が平面鏡に映り、接眼レンズで見る
カセグレン式望遠鏡
凹面鏡の像を凸面鏡が映し、接眼レンズで見る

今回作成した「屈折式望遠鏡」は、簡単でかつ丈夫、メンテナンスもほぼ不要で、初心者に扱いやすいという特徴があります。
上下が反転して見えるというデメリットもありますが、星を観察する分には、上下が逆でも問題にはなりませんね。

プチプラで揃える天体観測の環境

望遠鏡の鏡筒に、三脚を取り付けるためのナットがついています。

私は、ダイソーで以前に500円で購入した三脚を使っています!
この三脚は500円とプチプラなのに、最長105cmまで伸ばせて335gと大変軽いのですが、しっかり望遠鏡を支えてくれます!
小さく畳めるので子どもでも持ち運びやすく、スマホホルダーもついているので、普段使いもできます。

また、 今回購入した望遠鏡キットと同じ、星の手帖社から発売されている「組立天体望遠鏡 15倍」はさらにプチプラなので、初めて作るのが不安という方は、まずこちらを試してみてもいいですね。

初心者や子どもに初めて天体観測させたいときには、プチプラのもので揃えてみるのはいかがでしょうか。
天体観測に慣れてきたら、次は本格的な望遠鏡としっかりした三脚の購入を検討してみましょう。

自由研究で天体を知るきっかけに!

肉眼ではうっすらとしか見えなかった月の海やクレーターが、見えるようになるのは嬉しいもの。自分で手作りした天体望遠鏡であれば、その喜びもさらに大きいですよね!

まずは簡単な望遠鏡で試してみて、お子さんが「楽しい!もっと詳しく観察したい!」という気持ちになったら、数万円の天体望遠鏡にステップアップしてみてはいかがでしょうか。
望遠鏡を検討するときは、お近くの天文台で天体観望会に参加してみるのがおすすめ!実際に望遠鏡を使ってみたり、スタッフの方に相談してみたりすることで、自分にあった望遠鏡が見つかるはずです。

ぜひ愛着のある天体望遠鏡で、お子さんと一緒に星空観察を気軽に楽しんでみてください。

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