【月の不思議】誕生の歴史は?欠けて見える理由は?日食や月食とは?

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ちなみに、太陽の引力も潮の満ち引きに影響を及ぼしていますが、太陽は月よりも離れているため、その影響は月の半分以下しかありません。

月が満ち欠けする理由

なぜ月は欠けたり満ちたりするのでしょうか?

月の満ち欠けを作っているのは太陽です。
月はいつも、半分だけ太陽の光を受けて輝いています。

この月を地球から眺めたときに、月がどこにいるかによって、輝く場所と割合が変わります。
月は太陽のように自ら光らないので、太陽の光が当たらない部分は欠けて見えるのです。

もし昼間に月が見える日があれば、ボールを手に持ってかざしてみてください。太陽の光を受け、ボールは月と同じ形に欠けて見えます。

【新月】は太陽と月が同じ方向に並んでいる状態で、眩しくて月が見えません。また、【満月】は月と太陽が180度反対方向にある状態です。

【上弦の月】は、向かって右半分が光っている月、左半分が光っているのが【下弦の月】です。半月の直線部分が弓の弦のように見えることから、この名前がつきました。

月の形が、新月から次の新月になるまでの周期は約29.5日です。

令和元年最後の満月が、12月12日に見られました。
この12月に見られる満月のことを、アメリカでは「コールドムーン」と呼ぶそうです。または「ロングナイトムーン」とも呼ばれていますよ。

日食と月食

日食のしくみ

【日食】は月が太陽と地球の間に入り、太陽を覆い隠してしまう天体現象です。

新月のときに、月が太陽の道筋の近くを通ることで起こります。

太陽、月、地球が一直線に並んだ状態が【皆既日食】です。
太陽が黒くなったのではなく、月が太陽を覆い隠しています。

太陽よりも月の方が小さいのに皆既日食が起きるのは、月の方が地球からの距離が近いので、見かけ上の月の大きさが太陽よりもやや大きくなるからです。

まわりに広がっているものは太陽のコロナです。

皆既日食が始まる直前と終わった直後に、月の周囲の凹凸(クレーター)から光が漏れる現象を「ダイヤモンドリング」といいます。

一部分だけ光の漏れ方が多いため、ダイヤモンドの指輪のように見えることから名付けられました。

また、金の環のように見える日食は【金環日食】と呼ばれます。
金環日食の直前と直後のギリギリで、月の周囲の凸凹から切れ切れに光が漏れてみえる現象を「ベイリービーズ」ともいわれています。

月食のしくみ

一方、【月食】は満月のときに、太陽と地球と月が一直線に並び、太陽がつくる地球の影の中を、月が通り過ぎるときに起こります。

日食は見える地域が限られてしまいますが、月食は月が見える地域なら地球のどこからでも観察できます。

【皆既月食】のときに月は真っ暗にならず、赤く薄暗い色になりますが、なぜ赤く見えるのでしょうか?

太陽の光には、実はさまざまな色が混ざっています。そして赤い色は、大気を通り抜けやすいという特徴があります。

太陽の光が地球の大気にあたり、地球の影を通り抜けた赤い色の光だけが回り込んで月を照らすので、皆既月食では月が赤く見えるのです。

新月や満月の度に日食や月食が起こらない理由

新月のときに月・太陽・地球が一直線に並んで起こるのが【日食】、満月のときに月・太陽・地球が一直線に起こるのが【月食】です。
それなら新月や満月のたびに、日食や月食が起こってもよさそうなものですよね。

しかし、月の公転軌道は地球の公転軌道に対して、5.15度傾いています
そのためほとんどの場合、月は太陽を隠さずにそれてしまうのです。

皆既日食が見られるのは、同じ場所では360年に1度、長くて6分くらいと、とても少ない確率です。
一方、皆既月食は1年か2年に1度くらいの割合で発生し、時間も最大で1時間40分と余裕があります。

貴重な天体現象を目撃しよう

次に皆既月食を日本で見られるのは、2021年5月26日です。
20時10分に皆既月食が始まり、20時19分に最大になります。

皆既日食になるともっと先の話で、次に日本で見られるのは2035年になってしまいますが、部分日食であれば、2020年6月21日にチャンスがあります。

そんな数十年に一度の貴重な天体イベントも、星に興味がなければ「ふーん」で終わってしまいます。
なんだかもったいないですよね。
月についてもっと知り、人生の楽しみをもうひとつ増やしてみませんか。

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