日本には美しい星空を眺められるスポットがたくさんあります。
ホテルを取って、ゆっくり夜更けまで星空を眺めるなんて憧れますよね。
しかし、単純に「家族で星空を見に行こう!」と誘っても、星が好きな人以外はなかなか重い腰が上がらないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、”昼間の観光”と”星空観察”をセットにすること。
今回は「星空と絶景の両方を楽しめるスポット」というテーマで、「湖と星空」「山と星空」「海と星空」の3つのカテゴリに分けてご紹介します。
湖と星空
阿寒摩周国立公園(あかんましゅう国立公園)

阿寒湖(あかんこ)、屈斜路湖(くっしゃろこ)、摩周湖(ましゅうこ)と3つのカルデラ湖をもつ、北海道の阿寒摩周国立公園。特に摩周湖は、世界最高の透明度をもつ湖として有名です。
霧のイメージが強いかもしれませんが、晴れた日の星空は格別。第一展望台・第三展望台は夜でも入ることができ、360℃のパノラマビューを楽しめます。
十和田湖(とわだこ)

青森県と秋田県の県境にある、十和田湖。十和田湖北岸から一足伸ばせば東北屈指の景勝地、奥入瀬渓流につながっています。
昼間は、美しい苔に覆われた奥入瀬の深い緑色、そして夜は紺碧の湖と星空を堪能できる場所です。
精進湖(しょうじこ)

富士五湖で最も小さな精進湖。明治時代、英国人ハリー・スチュワート・ホイットウォーズ氏が「富士山が最も美しく見える場所」として精進湖を世界に紹介。
精進湖ホテルを建設し日本に帰化した、という話もあります。
富士山と星空、贅沢な気分を味わえます。
琵琶湖

日本で一番大きな湖、琵琶湖。湖のおかげで人工の光が少なく、星がよく見えます。写真に浮かぶ鳥居は、白鬚神社(しらひげじんじゃ)です。
琵琶湖に浮かぶ鳥居と星空という、幻想的な写真を撮影できます。よりたくさんの星をみたいときは、北にある「奥琵琶湖」まで足を伸ばすのがおすすめ。
また、琵琶湖の近くには「ダイニックアストロパーク天究館」という珍しい民間の天文台もありますよ。
山と星空
木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)

長野県にある木曽駒ヶ岳。駒ヶ岳ロープウェイでは定期的に「2612体験」という名前の星空鑑賞会を実施しています。この2612とは駒ヶ岳の標高のこと。
高い山の澄んだ空気の下で星空を眺めたい、でも冬の山は慣れていないし怖い……という場合も、ロープウェイなら安心ですね。
白川郷(しらかわごう)

「合掌造り集落」で有名な岐阜県の白川郷。世界遺産にも登録されており、SNS映えするスポットとしても人気を博しています。
春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色……そして夏は、星空観察なんていかがでしょうか?